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斎藤 文

新作短編『岩を見る』(仮)の撮影


お盆休みの真っ只中、燦々と太陽の日差しが降り注ぐ沼島で、映像工房NOBUの内田伸輝(監督)と斎藤文(撮影監督)、そして、女優の筒井茄奈子さんと短編映画の撮影をしました。

沼島は淡路島からフェリーで10分ほどの小さな島で、国生み神話の島とされています。

お盆休み中とあって、沢山の人が乗船したのですが、皆さんは海水浴場に行かれたのか、島全体はとてもひっそりとしつつも、勢いよく吹く風と深い緑、そして、潮の香りに包まれていて、身体全体で島の空気を感じながら、撮影をスタートしました。

港の近くには民家やお店が密集しており、細い道の両サイドに佇む家々。

目に映る全ての風景はとても生き生きとし、どこか懐かしい感覚と優しさに包まれていました。

撮影スポットを歩きながら探しては、止まって撮影、そして、歩きながら撮影し、目指したのは、高さ30mの矛先のような形をした岩が沼島のシンボルである上立神岩。

途中、虻の攻撃に見舞われながらも、急な坂道を登った先に見えた景色は神々しい風景でした。

海から吹き上がる風に煽られながらも、ラストシーンを撮影。

強く優しい風景の中で、人の心にそっと暖かい風が吹くようなシーンになったかと思います。

いつか皆様へお届けできますように。

夏の短編撮影のご報告でした。

映像工房NOBUでは、これからも精力的に映画を作っていきます!


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